
コロストラム・カウンセル-移行期のミルクの力を引き出す:エビデンスと応用
2025年7月
新生仔牛はナイーブな免疫系で生まれ、受動免疫の獲得は全て初乳に依存して いるため、生後数時間以内の初乳の重要性は普遍的に認識されている。伝統的に、初乳給与は生後数時間以内に高品質(IgG が 50g/L 以上)の初乳を 1 回与えること に限定されている。しかし、新たなエビデンスによれば、分娩後 2 ~ 6 回目の搾乳を移行期ミルク (TM)と定義し、初乳給与を延長することで、生後数週間の重要な時期に、子牛の健康と 成績に大きなメリットをもたらすことが示唆されている(Godden, 2008)。